毎月いろんなアーティストのおすすめの1曲を
私の好みでピックアップしてご紹介していきます。

《JAMES INGRAM   “Yah Mo B There”》
クインシー・ジョーンズに「永遠にスタジオの中でレコードを作り続けなければならないとしたら、マイケル・ジャクソンとジェームス・イングラムを選ぶ」と言わしめた。確かに、この二人のヴォーカルがあれば数限りないスタイルをこなすセンスは身につけている。このデビューアルバムは遅すぎた傑作であり、ブームに乗ったサウンドに彼の歌が映え、それにマイケル・マクドナルドのヴォーカルが絡む。その時代の空気を感じさせる。


《TRUTH   “It's Gonna Take A Miracle”》
あのオージェイズに見出された4人ヴォーカル・グループ。そしてアルバムは、これ1枚のみで、この時点で2人だけになる。そのヴォーカルが凄く、オージェイズに匹敵する力量を見せて、聴く者をワクワクさせてくれる。特にスローが聴き物で、これは名曲と断言しよう。後に、リードのラリー・ハンコックはソロアルバムを出し、ブラコンにも通じる内容になっている。


《INSTANT FUNK   “Can You See Where I'm Coming From”》
フィラデルフィア産ファンクバンドの最高峰。サルソウル・レーベルでダンス物を中心に一時期ブームを先導したこのレーベルは、他にロリータ・ハラウェイ、ジョセリン・ブラウン、ファースト・チョイス等を輩出していた。いわば、ハウス・ミュージックの元祖的な所だ。この曲はハウスというより、フュージョン・ファンク的スタイルを持っており、なかなか小気味よいシンコペーションがクセになる。